12月1週目 自分が大事にしなきゃいけないこと
両親と妻にバンドを否定され、12/2は頭がおかしくなってしまった。
妻は自分自身が世の中のほとんどのものに興味がないことを棚に上げ、私がバンドを頑張っていることにケチをつけ、私の両親は夫婦ゲンカをするたびに「バンドをしているからそうなる」「上手くやれないなら離婚しろ、それが嫌なら迷惑だから出ていけ」と言ってくるものだから、どうしていいか分からなくなった。
家に火でもつけるか、自分が死のうか考えたときに、解決するのが簡単なことに気が付いた。
「妻と離婚して、両親とも縁を切って、どこか一人で生きていけばいい」と。
妻には離婚を考えていることを伝えた。もう俺にはこれ以上直せる性格はないし、譲れるものはないから、それでも嫌なら離婚しようと言った。
俺は音楽をカッコいいからやりたいとか、モテたいからやりたいとか、フェイスブックでリア充勝負したいからやってるわけじゃない。
音楽を始めたことで守れるようになった情緒や、バンドで知り合った人たち、友達や先輩、尊敬できる人達がいて、知らなかった場所や景色が今の自分を支えるものになっているし、それを否定することは絶対に許しちゃいけないと思った。
仕事も家事も、やるべきことをやった上でやりたいことをやっちゃいけないと言うのなら、お前らなんか必要ないと思った。
結局妻がバンド活動をやっかむのは、自分自身に生きがいとなるものが作れないからだし、相談できる友達もつくれないからだ。
人間力や魅力を磨けない人に人はついてこないし、俺自身も愛想が尽きてしまった。
もうすでに29歳。趣味を作ったほうがいいと付き合った当初から言ってきたことだが、結局今までなあなあに生きてきたツケが回ってきたんだろう。
俺を否定するなら、自分のことは自分でやってくれって感じだ。
そんなことがあった次の日、前から友達に誘われていた地元のライブを見に行った。
昼は高校生が主催のイベントで、夜は新しくできたライブハウスを地元の凄いバンドがお祝いするイベントだった。
自分は最初元気がでなかったが、バンドで知り合った人たちの素晴らしいステージを見るたびに、自分が大事にしなきゃいけないものを再確認できた。
これからも大事にしようと決めた。理解できないなら理解できなくてもいい。